ぶどうは、葉の枚数が7枚頃までは、昨年の秋から根に貯めた栄養分で生育しています。
人間でいうと、貯金を切り崩して生活している状態に似ています。
そのため、この時期に可能な限り将来的に残す枝や花穂を選定することで、貯蔵養分の浪費を防ぎ、適切な場所へ養分を行き渡らせることができます。
これは芽かきにも同じことが言えます。
このように早い段階で切除してしまうリスクは当然ありますが、トータルで考えた時に樹の生育や美味しいぶどう作りにはメリットの方が大きいと考え、当園では可能な限り圃場を回って丁寧に行っています。